世の中を占う


by 0mp1jeqvuk

<大脳>「臨界期」後でも機能変化 早期教育論に影響も(毎日新聞)

 哺乳(ほにゅう)類の大脳の神経細胞が、外界からの刺激で大きく機能を変えることができる生後直後の特別な時期「臨界期」の後でも、機能変化を起こすことを理化学研究所の津本忠治チームリーダー(神経科学)らが発見した。脳の成長の仕組みを見直す成果で、人間の早期教育論にも影響しそうだ。米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」で27日発表した。

 生後数週〜15週くらいのネコの片目に長期間眼帯をかける実験をすると、眼帯を外した後もふさいだ目に対応する大脳の神経細胞が反応せず弱視になる。しかし、成長したネコに同様の実験をしても、神経細胞の変化は起きない。ヒトを含む哺乳類の多くで、生後間もない臨界期の脳だけが、外界の刺激に対して機能を大きく変えることが分かっていた。

 チームは臨界期中と臨界期後のマウスで目隠し実験をし、大脳皮質の視覚野で、ものの細部を見る役目を担う「興奮性細胞」と、輪郭をとらえる「抑制性細胞」の活動を個別に計測した。結果、臨界期中マウスは両細胞とも、ふさいだ目側の反応が落ちた。臨界期後のマウスは興奮性細胞は変化しなかったが、抑制性細胞は臨界期中マウスと同様に反応が落ちた。抑制性細胞は臨界期後も機能が変わる証拠という。

 津本チームリーダーは「大脳は臨界期後も一定の発達が可能ということを示せた。マウスの視覚野での実験だが、人間を含む他の動物や脳のほかの機能でも同様の仕組みがあるのではないか。臨界期を人間の早期教育の根拠とする意見もあるが、それを考え直す契機にもなるだろう」としている。【奥野敦史】

【関連ニュース】
大脳新皮質:成体でも新たな神経細胞 日本の研究班発見
てんかん:防止のたんぱく質を特定 日米のチームが
てんかん:発症防ぐ物質、日米チーム特定 発症の一因解明
脳:運動で若返る! 認知症治療薬に近い効果、マウス実験で証明−−東大研究チーム
大脳新皮質:成体も脳の神経細胞新生 藤田保健大など、ラットで確認

強姦致傷で懲役9年=一部否認の裁判員裁判−静岡地裁(時事通信)
外国人参政権、拙速避けるべき…総務相は慎重(読売新聞)
「黒い雨」国指定地域外にも…広島市が聞き取り(読売新聞)
首相動静(1月27日)(時事通信)
高圧ケーブルカルテルで排除命令=3社に6億円超の課徴金−公取委(時事通信)
[PR]
by 0mp1jeqvuk | 2010-02-03 10:33